「子どもと一緒に料理をしてみたいけれど、何歳からできる?」「1歳や2歳でもできるお手伝いってあるの?」
わが家では、娘が1歳半の頃から少しずつ料理のお手伝いを始めました。
最初はカニカマをほぐしたり、じゃがいもをつぶしたりする簡単な作業から。2歳ではクッキーの型抜きやコロッケ作り、3歳になるとキッズ包丁や卵割りにも挑戦しています。
といっても、毎日時間をかけて一緒に料理をしているわけではありません。忙しい日は、玉ねぎの皮むきだけお願いすることも。
この記事では、1歳半・2歳・3歳で実際にできた料理のお手伝いを写真付きで紹介しながら、親子で無理なく料理を楽しむコツや、続ける中で感じた変化をまとめます。

家は1歳半からスタート
「子どもと一緒に料理をしてみたいけれど、何歳からできるんだろう?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
わが家では、娘が1歳半頃から少しずつ料理のお手伝いを始めました。
カニカマをほぐす、じゃがいもをつぶす、具材をボウルに入れるなど、そのときの娘にできそうな作業をひとつ任せるところからスタート。
わが家で実際にできた料理のお手伝いを、年齢別にまとめると次のとおりです。
| 年齢 | 実際にできたこと | 作った料理の例 |
|---|---|---|
| 1歳半 | 食材をほぐす ゆで卵をむく ゆで卵をつぶす 入れる 混ぜる のせる | ちらし寿司 ポテトサラダ ピザトースト |
| 2歳 | 生地を丸める 生地を伸ばす 型抜きする ヘラやナイフで塗る スケッパーで切る | コロッケ クッキー 鍋焼きうどん サンドイッチ |
| 3歳 | 包丁で切る 卵を割る お米を研ぐ 盛り付ける | バナナ ちらし寿司 お弁当 |
もちろん、同じ年齢でもできることや興味の持ち方には個人差があります。
「○歳だからこれをやらせる」と決めるのではなく、子どもが興味を持ったタイミングで、その子が無理なくできる作業から始めるのがおすすめです。
ここからは、1歳半・2歳・3歳で実際にできた料理のお手伝いを写真とともに紹介します。
1歳半でできた料理のお手伝い|簡単な作業からスタート
この頃はまだ難しい作業をさせるのではなく、「ほぐす」「つぶす」「入れる」「混ぜる」「のせる」など、手や簡単な道具でできることをお願いしていました。
ちらし寿司|カニカマをほぐす・具材をのせる

ちらし寿司では、カニカマを手でほぐす作業をお願いしました。
ほぐしたカニカマや錦糸卵をご飯の上にのせるのも、1歳半でも楽しめた作業です。

ちらし寿司は、ほぐす・のせるなど火や包丁を使わずに参加できる工程が多いのが魅力。
わが家では毎年、ひな祭りのちらし寿司を一緒に作るのが恒例になっています。

ポテトサラダ|むく・つぶす・入れる・混ぜる
1歳半の頃に特にいろいろなお手伝いができたのが、ポテトサラダです。

娘にお願いしたのは、
- ゆで卵の殻をむく
- 玉ねぎの皮をむく
- じゃがいもとゆで卵をつぶす
- ツナやきゅうりをボウルに入れる
- 材料を混ぜる
といった作業。
「ポテトサラダを作る」と考えると1歳には難しそうですが、工程をひとつずつ分けてみると、小さな子どもでもできることが意外とたくさんあります。

特に「つぶす」「入れる」「混ぜる」は多少豪快でも料理が成立するので、初めてのお手伝いにも取り入れやすかったです。
ピザトースト|ソースを塗る・具材をトッピング
ピザトーストでは、パンにピザソースを塗り、用意した具材を自由にトッピングしてもらいました。

ピーマンの種取りにも挑戦してもらいましたが、当時は種を取るというより、ほとんどピーマンをつぶしている状態(笑)

トッピングも当然きれいには並ばないので、最後に親が少し修正しました。
1歳半頃は、料理を上手に完成させることよりも、食材に触ったり、自分の手で料理に参加したりすることを楽しめれば十分だと感じています。
2歳でできた料理のお手伝い|作る工程も楽しめるように
2歳になると、「つぶす・入れる」といった作業に加えて、丸める・伸ばす・型抜き・塗るなど、自分の手で料理の形を作る工程も楽しめるようになりました。
コロッケ|じゃがいもをつぶす・混ぜる・丸める
コロッケ作りでは、やわらかくしたじゃがいもをつぶすところからお手伝い。

じゃがいもとひき肉を混ぜたあとは、タネを手で丸めてもらいました。

多少形がいびつでも、そのまま揚げればちゃんとコロッケになるので、子どもに自由に作ってもらいやすいメニューです。
クッキー|めん棒で伸ばす・型抜きする
クッキー作りでは、生地をめん棒で伸ばして、好きな型で型抜きをしました。

型抜きは2歳でも分かりやすく、型を押して形ができるのが楽しかったようです。

ラッピングしてお友達にプレゼントするなど、自分で食べる以外の楽しみ方も見つけました。
鍋焼きうどん|まいたけをほぐす・スケッパーで切る
鍋焼きうどんでは、まいたけを手でほぐしてもらいました。

かまぼこを切る作業にも挑戦しましたが、この頃はまだ包丁ではなく、刃のないスケッパーを使っていました。

やわらかい食材ならスケッパーでも切れるので、「切る」という作業を初めて経験するのに使いやすかったです。
サンドイッチ|大好きな絵本をきっかけに一緒に作ってみた
サンドイッチを作ったきっかけは、小西英子さんの絵本『サンドイッチ サンドイッチ』。
娘がこの絵本を気に入ってよく読んでいたので、「実際に一緒に作ってみよう!」と親子でサンドイッチ作りに挑戦しました。

娘には、パンにマーガリンを塗ったり、ハム・トマト・きゅうりなどの具材をのせたりしてもらいました。
ゆで卵の殻むきもお願いしましたが、1歳半の頃から何度かやっていたこともあり、この頃にはかなり上手に!

絵本の中で見ていた料理を自分で作って、そのあと実際に食べてみる。
わが家では、絵本で知った食べ物を実際の料理につなげてみることも、食を楽しむきっかけのひとつになっています。
3歳でできた料理のお手伝い|キッズ包丁にも挑戦
3歳になると、これまでの「むく・混ぜる・のせる」といった作業に加えて、包丁で切る、卵を割る、お米を研ぐなど、より料理らしい作業にも挑戦するようになりました。
3歳の誕生日にはキッズ包丁をプレゼント。

もちろん大人がそばで見守りながら、やわらかくて切りやすい食材から練習しています。
バナナ|キッズ包丁で「切る」に挑戦
キッズ包丁を使って最初に切ったのは、やわらかいバナナ。それまではスケッパーを使っていましたが、3歳になって初めて包丁に挑戦しました。

最初は、力を入れなくても切りやすい食材から始めています。
ちらし寿司|好きな具材を自分で盛り付け
1歳半の頃にも一緒に作ったちらし寿司に、3歳でも挑戦しました。
1歳半の頃はカニカマをほぐしたり、錦糸卵をのせたりする程度でしたが、3歳ではお刺身や卵を自分で盛り付け。

さらに、小さなスプーンを使って、とびっこも彩りを考えながらのせていました。
小さい頃から一緒に作ってきた料理をもう一度作ってみると、成長が分かりやすく感じられました。
お弁当作り|卵割り・お米研ぎ・盛り付けまで
3歳になってからは、お弁当作りにも一緒に挑戦しました。
この日は、
- 卵焼き用の卵を割る
- 卵に砂糖を加えて混ぜる
- お米を研ぐ
- 研いだお米を炊飯鍋に入れる
- できあがった料理をお弁当箱に詰める
ところまで娘が参加。
特に成長を感じたのが、卵を自分で割れたことです。

「難しいかな?」とも思いましたが、挑戦してみると、この日は殻を入れずに上手に割ることができました。
お米もただ触るだけではなく、自分で研いで、炊飯鍋に移して炊く準備まで。

最後はできあがったおかずやご飯をお弁当箱に詰めてもらいました。

※このお弁当はお出かけ用ではなく、作ってすぐに自宅で食べるために作ったものです。
1歳半の頃は料理の中の「ひとつの作業」をお願いすることが中心でしたが、3歳になると、食材の準備から盛り付けまで、食事ができる流れそのものに参加する機会も増えてきました。
忙しい平日は「簡単なお手伝い」だけでも十分
ここまでいろいろな料理を紹介してきましたが、毎日のように娘とゆっくり料理をしていたわけではありません。
平日の夕方は、できるだけスムーズにご飯を作りたいのが本音です。
とはいえ、娘は料理のお手伝いが大好き。「やりたい!」とキッチンにやってくることもよくありました。
そんなときは、
- 玉ねぎの皮をむく
- きのこを手でほぐす
- ミニトマトのヘタを取る
など、汚れにくく短時間でできる作業をお願いしていました。
火や包丁を使わない作業なら、キッチンにこだわらなくてもOK。玉ねぎの皮むきやきのこほぐしは、床に座ってやってもらうことも。

時間がある日はゆっくり一緒に料理、忙しい日はできることをひとつだけ。
夕食に使う玉ねぎをひとつむいてもらうくらいの気軽さで楽しんでいます。
1歳〜3歳の子どもと料理を楽しむ5つのコツ
1歳半から娘と料理をしてきて感じるのは、子どもと料理をするときは「上手に作ること」を目標にしない方が親子ともに楽しめるということ。
わが家で意識している5つのコツを紹介します。
完成度を求めない

子どもと一緒に料理をすると、ピザの具材が一か所に集まったり、クッキーの厚さがバラバラになったり。わが家でも必要なところは最後に親がこっそり修正しています。
きれいに作ることより、子どもが自分でやってみることを優先するくらいの気持ちでいると、親もラクに楽しめます。
子どもが使いやすい道具を用意する
大人用の調理器具は、小さな子どもの手には扱いにくいことがあります。
わが家では、
- 小さめのボウル
- 小さなゴムベラ
- スケッパー
- キッズ包丁
など、子どもでも扱いやすいサイズや道具を使ってきました。
専用の道具をたくさんそろえなくても、家にあるものの中から子どもが持ちやすいものを選ぶだけでも十分です。
全部やらせず「できること」だけお願いする
子どもと料理をするといっても、最初から最後まで一緒に作る必要はありません。
1歳半ならじゃがいもをつぶすだけ、2歳ならコロッケを丸めるだけ、3歳ならバナナを切るだけでもOK。そのときの子どもにできそうな工程をひとつお願いするくらいが、親も無理なく楽しめます。
つまみ食い・味見も楽しみのひとつ
料理をしていると、当然のように始まるのがつまみ食い。
わが家では、加熱前の肉や魚など口にしてはいけない食材には触れさせず、そのまま食べられる食材なら多少の味見はOKにしています。
衛生面には気をつけつつ、味見も含めて料理の時間を楽しんでいます。
安定した踏み台を用意し、安全面は大人がサポート
キッチンで作業するときに欠かせないのが、子どもが安定して立てる踏み台です。

背伸びをしたり、不安定な姿勢で作業したりしなくて済むよう、調理台に無理なく手が届く高さにしています。
使っている踏み台はこちら、子どもでも動かせる軽さと安定感がおすすめポイントです。
また、包丁や火、熱い鍋など危険がある作業は大人がそばで見守り、子どもに任せる範囲をその都度決めています。
小さな子どもとの料理は「何歳になったらこれをやらせる」と決めるより、その子の成長に合わせて、安全にできることを少しずつ増やしていくのがわが家には合っていました。
子どもと一緒に料理をして感じた変化|食育にもつながった?
1歳半から少しずつ料理のお手伝いを続けてきた娘。
料理を始めたからこうなった、と言い切れるものではありませんが、3歳になった今振り返ってみると、食べることや料理に対する興味はかなり強くなったと感じています。
ここでは、実際に娘と料理を続ける中で感じた変化を紹介します。
自分で作った料理はよく食べる
一緒に料理をしていて特に感じるのが、自分で作ったものはよく食べること。
普段の食事でもよく食べる娘ですが、自分でつぶしたり、混ぜたり、盛り付けたりした料理は「自分で作った!」とうれしそうに食べています。
作っている途中で食材を味見することもあり、料理をする時間そのものが「食べてみる」きっかけになっていました。
季節と旬の食べ物を結びつけるようになった
わが家では料理だけでなく、絵本やお風呂ポスターなどを使って、旬の食べ物に触れる機会も作ってきました。
その影響もあってか、2歳頃には四季の存在をなんとなく理解するように。
保育園では先生に、
「たけのこは春にとれるね。次は夏になるよ」
と話し、「こんなこと知っているんですね!」と驚かれたこともありました。
食材を料理して食べるだけでなく、「これはいつ採れるんだろう?」「今は何がおいしい季節?」と、食べ物と季節を一緒に楽しめるようになったのは、うれしい変化のひとつです。
「ご飯を作ってくれてありがとう」と言ってくれるように
そして、親として一番うれしいのが、食事のときによく
「かぁか、ご飯作ってくれてありがとう!」
と言ってくれること。
一緒に料理をしているからこそ、食事ができあがるまでにいろいろな作業があることを少しずつ感じているのかもしれません。
まとめ|子どもとの料理は「できることを少しだけ」でOK
わが家では、娘が1歳半の頃から少しずつ料理のお手伝いを始めました。
子どもと料理をするからといって、毎回一品を最初から最後まで一緒に作る必要はありません。忙しい日は玉ねぎの皮をひとつむいてもらうだけでも十分です。
「まだ早いかな?」と迷っているなら、まずはその子が今できそうな作業をひとつお願いするところから始めてみるのがおすすめ。
きれいに作ることよりも、食材に触れて、作って、食べることを親子で楽しむ。
これからもわが家なりのペースで「食べるって楽しい!」を一緒に感じていけたらと思っています。

